第2回山岳スキー競技アジア選手権 in 中国(吉林省) 北大湖スキーリゾート 2009.2.8-15
日本山岳連盟から日本代表選手団として、中国吉林省北大湖で開かれた第2回山岳スキー競技アジア選手権に参加した。アジア選手権は2年に1回の開催で、前回は栂池で行われた。今回、選手枠と日程の関係で代表選手に入れて頂いた。
2月8日-9日 成田>インチョン(韓国)空港>長春空港>吉林市>北大湖
本日は移動日である。午後高尾を電車で出発。成田にむかう。今回、通常の山岳スキー装備に加えて、Funスキー用にベクターグライドも持っていく。バックカントリー用の道具よりは軽量化された山岳スキー競技用装備ではあるが、やはり荷物になる。
アシアナでのフライトであるが、荷物が結構ある。20kg/人の荷物であるが、7人で175kg35kgオーバー。皆、ブーツを出したり、電子機器を出したりして、預入れ荷物を減らし、どうにか入れてもらえた(ちょっとオーバーしていたがエクストラチャージ無し)。
インチョンでは、10時間のトランジェット。ホテルは予約してはいなかったが飛び込みで出発ターミナル内にある、ターミナルホテルに宿泊する。快適である。
リクライニングソファーでは辛い。人間らしく宿を取るべし!
長春へは、朝一の便で飛ぶ。長春空港は新しく清潔でコンパクト。
ここから、中国山岳連盟の手配してくれた、ミニバンで陸路北大湖を目指す。
途中、吉林市を経由、食事を取りながら4時間でスキー場に入った。スキー場近くになりやっと雪がちらほら見える。乾いた大地で、雪は少ない。古河や一ノ関のイメージ。
北大湖スキー場は中国を代表するスキー場。逆を言えば、ここしか、アルペン系のスキー大会を開くことが出来ない。2007年にアルペンなどの大会が開かれたこともあり、設備はしっかりしている。
さっそく、準備をして、ゲレンデに出る。左側のゲレンデをシールを付けて登る。雪質は乾いており、雪は少ない。八ヶ岳周辺のスキー場のイメージ。本日は、この1本で終了。
食事はバイキング形式。中華である。ウマイ。あえて苦言があるとすれば、コーヒージュースが美味しくなく、飲み物が無いこと。しかし、ビールは普通にウマイので問題は無い。まあ、れいのごとく油が多いので、油の取りすぎに注意しながら、バイキングで食事を選ぶ。
2月10日 練習日 晴れ ほぼ無風
午前はベクターグライドで、コースを遊ぶ。
午後はレース用の板(ATOMIC MX-11)で左のコースのトップまで登り、現在は使っていない尾根コースを滑り、プチバックカントリースキー。
雪が少なくブッシュが出ており、日本の春スキーのようである。
夜に、今回のレースに関する、説明会が行われた。
2月11日 バーチカル(個人登りのみ) 曇り時々小雪 風:ES M 降雪: S-1 貫入15cm
起きると、なんとパウダーが降っている。
本日は登りのみ約1.3kmのバーチカル競技である。朝7時から外で準備を行い、8:15スタート。
がんがん登る。
途中わざとシケインのようなところがあり、旗が細かく設置され、それを細かく、キックターンで回って登る。
平出さんは5位やっぱ辛い。体力勝負。辛かった。私は50分でゴール。
ゴールしてみると、12位。まあまあの成績である。日本選手団は、男子:よっちゃん3位(1位でゴールしたがシケインの間違ったオフィシャルトレースにより規門不通化でペナルティーで3位)、平出さん5位、山田さん13位、女子:間瀬さん2位、堀部さん5位。
終わって、明日のコースの急斜面をみんなで滑る。新雪です。
気持ちイー。
ゲレンデもすいてて楽しい。
夕方、開会式+バーチカル表彰式が、コンコースである。
2月12日 インディビディアル(個人総合) 晴れ時々曇り 風:E L 降雪:Nil 貫入5cm
降雪は無かったので、風で動いた雪のみで、カチカチ。さあ、メインイベントだ。
700mの登り3本内最後の登りは、430mスキーを担ぐ。距離は14km程度。
長帳場なので、キャメルにオレンジジュースを詰め、携帯食料も持つ。
スタート。先は長いのでじっくりじっくり行く。
まずは、昨日と同じゴンドラ沿いを登る。だいたい55分程度で登り、下りへ
下りは、このスキー場一番の急斜面の不整地バーン。昨日の新雪が残りちゃんとターンをしていかないと引っかかる。
下りで、中国女子トップに追いついた。
次の登りは、ゲレンデをコルまで登り、その後尾根をピークまで登り上げる。
整地の登りで中国女性トップにパスされる。彼女は栂池2年前の栂池でストックを折り泣きながら帰ってきた女性だ強くなった物である。
尾根の急斜面は途中クラスト部分も有り、皆かなりてこずっている。間瀬さん発見!。
700m登り、シールを剥がして、整地斜面をホテルの有るベースまで一気に降りる。板をずらしながら減速してだーっと
降りる。次の登りからは男女別である、男子は始めに下った、急斜面を登る。はじめからとばしていた韓国選手が見えてくる。
250mシールで登高し、430mつぼ足で担いで、急斜面をよじ登る。スキーを外してザックに付けて登るがこのザックに付ける所で韓国選手2名をパス。
順調に高度を稼ぐ。前を行く中国選手が見えるが、さすがに追いつかない。急斜面が終わると再び、シールの付いたスキーを付けて、トランジェットであるゴンドラ山頂駅へ。また、シールを剥がし、山頂の緩斜面をスケーティングして、最後のDHへ。メインゲレンデのため、板をずらして、減速をしながら適当にターンをしながらゴールを目指す。
ゴールだ。スケーティングでXCコースを周り、
フィニッシュをくぐる。
荷物検査を完了。さすがに長かった。。
こんなに、いっぱい登って下ったのに、まだまだ午前中である。シャワーを浴びて、貼り出された、結果を見ると。
8位であった。
イヤーがんばりました。
男子:1位;佐藤佳幸 4位;平出和也 8位;鈴木啓一郎 9位:山田宏
女子:2位;間瀬ちがや 4位;堀部倫子
午後は、IMSAのテクニカルミーティング。山岳スキーの歴史や山岳スキー競技についての詳細など。そして、ヨーロッパ最大のピア・モンテのVTRが流された。村をあげてのバックアップや凄いロケーションを舞台に、展開される本格的山岳競技で魅了されてしまった。
2月13日 リレー(団体) 雪時々曇り 風:E M 降雪:S1 貫入15cm
本日は夜半から、雪が降り、みごとパウダーコンディションである。
昨日の午後リレーの順番&作戦で、間瀬さん>k1ro>よっちゃん>平出さんの順番。
外気温は低く、板&靴はホテル内で暖められており、雪が溶けて付着する。凍った雪は気温が低いため、二度と溶けずビンディングの開放機構に悪影響を与え、スキーの表面に付着して重量を増し、エッジが凍り、滑りを悪くする。板は乾燥した状態で外に出して温度を合わせておきたい。
間瀬さんが作戦通り、韓国の選手の後ろを行き、登り最後で直登トレースを切って、トランジションに韓国とほぼ同時に入る。シール外し&滑りモード切り替えもスムーズに、先頭で降り返し。リレーポイントで5−6秒ほど韓国にアドバンテージを付けて入ってくる。中国もその10秒後に入ってくる。
自分の番。スタートしてすぐに、モーダッシュする韓国選手にかわされ、その後ろを付いていく。すぐに中国選手も自分の後ろに付ける。急登に差しかかる付近で、中国選手もわたしを抜く。急登に入てすぐ、中国選手が韓国を抜きにかかる。すると、抜かせまいと韓国もダッシュ!
ガチャ‘うおんhしゃのうでうねがすでまば”
何言ってるかわからんが、2人がからみ、中国選手のスキーが外れた。中国選手は、スキーを付けるのにテコズリ離れた。
わたしはその後、韓国選手の後ろに付いて、急登を登り、トランジェットポイントへ。
さあ、トランジェットが勝負だ。シールを剥が&滑降モードに切りかえもスムーズに出来て、トップで下りへ入る。
昨日の晩から降った20cmほどの新雪がうねったアイスバーンの上にかぶった不整地斜面である。直下ると引っかかるリスクがある。適当に大きなターンを切りながらちょっとスピードをセーブしてリスクマネージメントをしてリレーポイントに。
着いてみると、ぶっちぎっていた。
韓国の選手は3回も転んだとのことで、中国に抜かれていた。
よっちゃんにリレーし、王者の登り&鬼の直下りで帰ってきた。
平出さん。こりゃまた早い。きれいに減速しない!ターンを入れながら、飛ぶように下ってゴール。。
ブッチぎりである。
日本、中国、韓国、中国(4チーム)の順番。
やった。優勝です。
みんなで記念撮影。
韓国、中国、日本の面々&フランスのコースセッター
メダルだ
この後は、みんなで、新雪をフリースキーイング。
わたしは、またも、ベクターグライドを出して来て、フワフワ新雪を舞う。楽しい。
3回ぐらいゴンドラを乗ったかな
滑降モードを解除しようと、足元を見ると?なんと
ピンが破損していた。イヤーレース中でなくてよかった。靴もがんばってくれた。
2月14日 北大湖>吉林市>長春
本日は移動&長春観光である。
休日は東北部のリッチマンが高級車でスキー場に訪れる。
吉林市雪が降ると事故も多い。寒いところだ。
長春のホテル。気持ちの良いいいホテルだが、英語も日本語も通じない。。。
昼食はその辺の食堂。旨かった。
シーツが干してあるが???ダンボールのように凍っている
市内観光 旧満州国務院
OTIS社製のエレベーターとか一応周る
Cafeにはいる。怪しげな生演奏をしている。ソファーがブランコだったり面白い
雪が寒いため解けないため、固まらない。砂のようだ。
ホテルからの夜景
2月15日 長春>(インチョン)>成田>高尾
帰り。長春は朝早かった。インチョンでは5時間のトランジェットがあり。ウォン安で日用品を買って帰る。